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高齢者の運転能力が問われる今

2016-11-30
高齢者による車の運転中の事故が増えています。
道路の逆走、アクセルとブレーキの踏み間違い、無理な進路変更・・・
中には、他人の命を巻き添えにするケースも。
厄介なのは、
本人が、交通違反や交通事故を引き起こした自覚が薄いこと。
 
但馬のような田舎暮らしでは、高齢者にとっても、運転免許証は必需品。
高齢を理由に免許証を返納するのは、なかなか勇気が必要です。
 
政府は、運転免許を更新する際の制度を見直し、
現在、70歳以上の高齢者には、
高齢者講習および講習予備検査が義務付けられました。
 
ただ、私が思うところは、次の3つ。
 ① 免許制度の年齢制限に、下限があるのに上限はなくていいのか?
 ② 高齢者の免許更新は3年に一度で充分なのか?
 ③ 運転能力に欠けると判断されない限り、
   免許証返納は任意でいいのか?
 
適応能力が低下しているにもかかわらず、
運転を続ける高齢ドライバーが、今後もっと増えていくのかと思うと、
道を歩くのが怖くなります。
もしも、大切な子ども達が事故の巻き添えになったら・・・と、
考えただけでゾッとします。
 
高齢者をやり玉に挙げるつもりはありませんが、
本人に能力低下の自覚がなく、家族が返納を勧めても聞き入れず、
運転を続けるのは、殺人未遂と同じに思うのです。
 
適応能力が充分なうちに、強制返納を義務付けた制度を設けなければ、
「適用能力がなくなったから」の返納では、もはや遅いのです。
 
未来ある尊い命が、これ以上犠牲になる前に。
人生の大先輩が惨めな人生で終わらないために。
どうか。
 
(A.H)
 
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