CSRが大切なんだということは頭で分かってはいても、なかなか大きな舵を切れないでいました。
「三方よし」で、すでに実践しているという自負もあり、地域のイベント協賛等を行っているし、大規模なCSRは
大きな企業体で、財務状況に余裕のあるところがやればいいのではないか?と考えていたからです。
欧州のそれとは異なり、フィランソロピーやチャリティ的な要素を感じていたからだと思います。
しかし、CSV(Creating Shared Value)「共通価値の創造」という発想を得てから、社会に対する考え方が大きく
前進したと思っています。
これは「社会のニーズや問題に取り組むことで社会的価値を創造し、同時に、経済的価値が創造されるというアプローチ
である」とマイケル・R・ポーター教授は定義づけています。
ちょっと聞くと「え?何それ?」となるのですが、少し本を読めば納得できる代物でした。
お陰様で、今までなら「ん?」と訝るかもしれないSDGsも、すんなりと取り組むことができたように思います。
社会課題(地域課題)を見つけて、その解決のために組織を変えていくことです。ポイントは、あくまで攻めの姿勢で
あり、自分たちが進んで「やりたい!」と思わなければモチベーションが下がるだけです。
それがやりにくいCSR的な取組にはユーモアを交えて楽しみながら緩やかに進めていき、CSV的な活動は進取果敢に
取り組んでまいります。
代表取締役 坂本 裕